中古車購入の流れ

中古車は全てが一点ものです。そして購入は早いもの勝ち。事前に検討させて欲しいと伝えたとしても、自分自身より先に目当ての中古車を購入する意思表示をした人がいれば、その中古車を購入する権利は相手のものとなってしまいます。気になる車種があれば、早めに無料の見積依頼を行い、車両の状態などの確認を早めに行い、自らの条件に当てはまるようであれば、早めに購入の意思を中古車販売店に伝えるのが鉄則です。

中古車の購入は、洋服や家電製品を購入するのとは異なり、資金を調達するためのローンの申し込みや、車を保管するための駐車場の確保、万が一の事故に備えての任意保険(自動車保険)への加入検討など、様々な手順が発生してきます。初めて中古車を購入される方は、中古車購入の流れについて、事前に把握しておくのがおすすめです。

中古車購入の流れ

中古車購入の流れは、利用目的の検討、予算と車種の絞込み、中古車資金の調達方法の検討、印鑑証明書の準備、駐車場の確保、中古車の選定、任意保険(自動車保険)への加入検討、中古車の購入契約が主なポイントとなってきます。それぞれの項目の具体的な内容について、購入契約までに至る実際の流れにもとづいてまとめていきたいと思います。

利用目的の検討

まずは中古車をどのような利用目的で使用するのか?という点の検討です。利用目的は人によって様々ありますが、主な利用目的を始めに明確化させておくことで、中古車選定で悩んだ際に、「何のために中古車を購入するのか?」という考えの基点となる部分なので、明確にしておいた方が後々役に立つ事があります。もちろん、利用目的は一つでは無く、複数存在する場合もあるかもしれませんが、複数ある利用目的の中でも、何が一番優先される項目なのか?については明確化させておいた方が中古車選定がスムーズに進む場合があります。



中古車を選定する人の主な利用目的例

中古車を選定する人の考え方は様々です。中古車を選定する前に主な車の利用目的を明確にしておいた方が、中古車の選定時に役立つのと、任意保険加入時などに主な利用目的を記載して保険料金が決まってくるので、ある程度明確にしておくのがおすすめです。

  • 毎日の通勤で利用するのでなるべく燃費がよい車を選定したい。
  • 子供が生まれ家族が増えたので、週末家族で遊びに行ける広めの室内の車を選定したい。
  • 大学に入りサークルで週末出かける事が増えそうなので、メンバーを乗せることができる大き目の車体を選定したい。
  • 車のカスタマイズが趣味のため、いろいろといじりやすい中古車を選定したい。
  • とにかく人気車種。目的の車種は決まっているので、とにかく価格重視で選定したい。
  • 身内に介護が必要な人がいるので、介護がしやすい中古車を選定したい。
  • ペットを連れて車ででかける事が多いので、小回りが利いて様々な場所へ効率的に足を運べそうな車を選定したい。
  • 新車だとなかなか価格が高くて手が出せないような高級車を入手したい。
  • 事業用として荷物が多く詰めるバンタイプの中古車を選定したい。
  • この先の事業を見越して、5年先まで長距離運転が可能なトラックを選定したい。
  • とにかく維持費重視で、初期費用も燃費も保険料も安くおさえたいので軽自動車の範囲で車を選定したい。
  • 子供が免許を取得したので、自家用車を運転がしやすいコンパクトタイプの中古車に変更したい。

予算と車種の絞込み

車の利用目的が明確になったら、次に決めるのは中古車購入にあたっての予算と、予算にあった車種の選定です。中古車を一括で購入できる資金があらかじめあるようであれば、その資金内で検討ができますが、多くの方がローンを組むことになると思います。毎月、毎年の生活の負担にならないように、中古車のローンの支払いが無理の無い生活につながるかをあらかじめシュミレーションした上で、中古車購入にあたっての予算決めと、予算内で購入ができる車種の選定を行う必要があります。

予算と車種の絞込みについて確認する

中古車購入資金の調達の検討

中古車購入にはまとまった資金が必要となってきます。中古車を一括で購入できる自己資金があらかじめある場合は問題ありませんが、資金が無い場合はローンを組んで中古車を購入し、中古車購入にかかった資金を毎月返済していく事になります。中古車購入で融資を受ける資金調達方法には大きく分けて、「ローン型」と「クレジット型」があります。中にはクレジットカードの利用枠の範囲内で中古車を購入する人もいますが、販売店によっては、高額な中古車購入時にかかるクレジットカード手数料の問題で、クレジットカードの利用はできない店舗もあります。中古車購入の予算が決まったら、購入にあたっての資金調達をどのように進めていくのかを決める必要があります。

中古車購入資金の調達について確認する

印鑑証明書の準備

中古車の購入は販売店との間で契約書の取り交わしや、陸運局に対しての車両の名義変更手続きの委任状提出などにおいて実印による押印行為が発生してきます。実印とは、自ら保有する印鑑で確かに契約を取り交わしているという事を証明するものであり、実印が自らが保有する印鑑である事を裏付けるための書類が印鑑証明書になります。印鑑証明書は、契約締結時前に遡って3ヶ月前までのものが有効となります。おそらく人生の中において、車の購入において初めて実印を登録される方も多いと思いますので、中古車を購入する意識が固まり、予算の確定したタイミングぐらいで実印登録の手続きを始めた方が後々慌てずに済みます。また印鑑証明書の発行には、印鑑証明書カードが必要となってきます。住民票などは印紙と申し込み用紙と本人確認ができる免許証などがあれば発行が可能ですが、印鑑証明書については印鑑証明書カードが無いと役所は証明書を発行してくれません。中古車購入の契約日当日に、印鑑証明書を取得しに役所に行ったら印鑑証明書カードを忘れてしまい証明書の発行ができず、中古車の契約に間に合わなかったなどという事が無いように、既に実印登録が済んでいる方も早めのタイミングで印鑑証明書を取得しておいた方が安心できます。

駐車場の確保

車を所有するためには、車を保管するための駐車場が必要となってきます。駐車場を保有している事を証明するための書類が車庫証明書です。駐車場の登録には、直線距離で2km以内にある場所で無くては認められません。また島嶼部など一部の地域においては、車庫証明書の手続きが免除される場合もありますが、主要都市にお住まいの場合は、車庫証明書が必須になると思っておいた方がよいです。車庫証明書は中古車購入の手続き時(納車時)に必要となってきますので、早めに証明書の取得手続きを済ませておいた方が無難です。車庫証明書の取得は、中古車の販売店に代行して登録してもらうことも可能ですが、登録手続き費用として1万5千円ぐらいが別途かかってきてしまうので、自ら登録した方がおすすめです。手続きは難しくなく、必要な書類を中古車を保管する駐車場がある所轄警察署の交通課の車庫証明窓口に提出して手続きを行う事になります。車庫証明書の発行には、最短で3日、長くて7日間ぐらいかかってきます。

車庫証明書の取得方法について確認する

中古車の選定

いよいよ中古車の選定です。中古車は新車と異なり前オーナーがいることから一台一台が個性的で選定しようと目の前にある中古車は、世界にたった一台しか存在しない全てが貴重な車両です。利用目的に適しているか?予算に適しているか?過去の修復履歴などはどうか?中古車購入時のチェックポイントとあわせて、中古車を安く購入するためのチェックポイントについても、あわせて事前に確認しておくのがおすすめです。

任意保険(自動車保険)への加入検討

中古車の選定とあわせてとても大切になってくるのが任意保険(自動車保険)への加入です。車を所有するためには、強制保険である自賠責保険への加入が法律で定められており、必ず加入しなくてはなりません。自賠責保険は、万が一の事故で相手に死傷を与えてしまった場合に補償される保険ですが、相手に対しての身体的な保障部分にしか保険が適用されません。事故を起こしてしまった場合は、周辺の器物損壊や相手の車両、自らが保有車両や自らの体に対しても大きな損害を与えてしまう可能性がとても高いです。そのような場合に必要となってくる保険が任意保険です。加入は必須ではありませんが、自動車を保有する7割から8割の人が加入している保険となりますので、万が一に備えて任意保険(自動車保険)に加入する事を強くおすすめします。任意保険は、自ら保証の範囲を決めることができ、所有している車やその車の利用目的などによっても大きく年間の保険金額が変動してきます。自分が希望する内容にあった保険で、安く契約できる保険会社を探してみるのがおすすめですが、なかなか理解できない場合については、複数社に対する任意保険の一括見積もりサービス活用するのがもっとも近道です。

任意保険(自動車保険)の検討について確認する

中古車の購入契約

利用目的や予算にあった中古車の選定が終わり、購入意志が固まったら、中古車の販売店と中古車購入の契約手続きへと進みます。中古車の購入契約手続きには、上記で記載した印鑑証明書や車庫証明書など必要な書類が出てきます。契約時に必要な書類をあらかじめ確認し、前もって準備できる手続きは早めに済ませておくと、契約時に慌てず余裕を持って締結する事ができます。

中古車の契約手続きが無事に終わったら、いよいよ購入した中古車でのカーライフの始まりです。家族との思い出、恋人との思い出、通勤通学の助けにもなる中古車を大切にしならが、一生の思い出に残るカーライフを安全運転で過ごしましょう。

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中古車購入ガイド