中古車購入時のチェックポイント

初めて中古車を購入する方は、どこをチェックしてよいのか分からないのと、インターネット上から見つけた気に入った中古車が遠方にあり、実物を目視確認できない場合は、気になった中古車を販売する店舗とコンタクトを取りながら、主に以下の点についてチェックする必要があります。インターネット上から中古車の無料見積もりを依頼する際には、以下のチェックポイントについてもあわせて確認するのがおすすめです。

中古車購入時のチェックポイント

高額なお金を払って購入する中古車。購入後に動かなくなってしまったり、購入前の確認不足で購入後に後悔をしないためにも、事前に確認できるポイントは、十分に確認を行っておいた方が安心して中古車を購入できます。



購入しようとしている中古車はもともとどのような中古なのか?

中古車販売店で売られている中古車の多くが、もともと前所有者がいて、ディーラー、買取店、中古車店を経由して、オートオークションに出品され、そこで査定されたものが中古車ディーラーによって落札され、一般市場へと流通するのが主な流れです。ここで流通中古車には様々な状態のものが存在しますが、中古車は大きく分けて主に以下のように分類されます。

新古車(未使用中古車)
走行距離が限りなくゼロに近い新車に近い中古車です。
中古車
ごく一般的な中古車です。
不動車
事故や故障で動かなくなってしまっている中古車です。

販売されている中古車の多くが一般的な中古車もしくは新古車(未使用中古車)の場合がほとんどですが、中には事故や故障で動かなくなってしまったオートオークションでの下取り価格が安い(原価が安い)不動車なども含まれている場合もあります。極端に価格が安い中古車を購入しようと思う場合は、なぜ購入しようとする中古車がそこまで安いのかを確認するために、そもそもどのような状態でオートオークションに出品されていたのかを確認するのも大切な要素の一つです。

車両に修復履歴が無いか?

日本自動車査定協会が定める修復歴の定義は、サイドメンバーなどの骨格フレームに対して交換を行ったり、修復された中古車が修復歴車として定義されています。主に修復歴車として扱われるのは、以下の骨格ポイントの部位に対して損傷があるものや修復されたものが該当します。

  1. フレーム(サイドメンバー)
  2. クロスメンバー
  3. インサイドパネル
  4. ピラー
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. フロア
  8. トランクフロア

これらの骨格部位の欠損は、交通事故や大きな衝撃を受ける災害などの影響を受けない限りは破損する事は稀なため、事故車としても定義されています。中古車を購入する際に、修復歴車と該当する車種に対しては、具体的にどの部位が該当するのかについても、あわせて確認を行い、走行を行う上でリスクは無いのかについて、購入前に十分検討を行う必要があります。

走行距離はどれぐらいか?

中古車を選定する際の走行距離の基準は、一年間に一万キロと言われるのが一般的です。これが商用の長距離トラックになってくると、一年間に十万キロ以上走るのが一般的です。地球一周が約四万キロなので、一年間に一万キロという距離は、地球1/4周分の距離を走った車になります。

一年間に一万キロを走行した中古車前オーナーの使用用途としては、通勤や通学に毎日利用されていた可能性がある車です。中古車は、走行距離が短ければ価値があるとは言い切れず、年間の走行距離が一万キロに満たない3,000キロ前後の場合、前オーナーは普段あまり車を利用する事は無く、近所への買い物や週末たまにレジャーとして出かける際に利用していた可能性があります。つまりエンジンに負担がかかる車の利用がなされていたということになり、外装や内装が綺麗だったとしても、中古車購入後に十分な点検や整備が必要となる車種である可能性があります。

一般的には、中古車の走行距離の考え方は以下のような内容となります。

年間の走行距離が3,000キロ前後の中古車

前オーナーの車の利用用途は、主に近所の買い物や休日たまにレジャーに出かけるような使われ方。長期間放置されていた可能性がある中古車なので、価格が安く設定されている場合があります。

年間の走行距離が7,000キロ前後の中古車

前オーナーは、主に毎週レジャーで遠出するような利用用途であった可能性がある中古車。一般的な走行距離1万キロに比べると若干走行距離が短い中古車は、状態が優れている可能性があり、販売価格は高めに設定されている事があります。

年間の走行距離が10,000キロ前後の中古車

前オーナーによって、主に毎日通勤に利用されていた中古車です。市場に多く出回る一般的な中古車であり、エンジンの状態は悪くないため、中古車の状態によって価格が左右される中古車です。

年間の走行距離が15,000キロ以上の中古車

前オーナーによって、主に毎日長距離通勤に利用されていた中古車です。このような中古車は、過走行していた車両として扱われ、価格が安く設定されている可能性がある中古車です。

走行距離で状態が優れた中古車を見つけるのであれば、年間の走行距離が7,000キロ前後の中古車を探してみると、おすすめかもしれません。

車検は有るのか?

中古車は、車検が付いているか?付いていないか?で予算は大きく異なってきます。車検の時期が間近に迫っているような中古車の場合は、重量税や自賠責保険など法定費用とあわせて、車検費用が更に上乗せされてくる可能性があります。車検の時期が間近に迫っている中古車であれば、車検費用の取扱いについて、中古車の販売店に対して確認する必要があります。

塗装歴は無いか?

販売前の中古車に塗装歴がある場合、購入時点で綺麗であっても、コーディングの状況によっては、短いと1年から2年後に、塗装した部分のハガレやサビが出てくる可能性があります。塗装部分において、対応が不十分な場合に発生する事例は主に以下のような内容となります。

塗装内部にゴミが溜まっているケース
安い塗料を使っている場合や、ベースの汚れを十分に取り除かずに塗装を行った場合、塗装を行った箇所が膨らんでしまっている場合があります。内部に空間が出来てしまっているので、塗装がはがれやすくなってしまいます。
塗装内部の防錆処理が不十分なケース
塗装内部の防錆処理が十分実施できていない状態で塗装を行うと、内部がサビてしまい1年、2年後に塗装箇所が剥がれ落ちてしまう場合があります。
クリア層の塗りが不十分なケース
車体のクリアな部分の塗装が不十分な場合、該当箇所のみ艶が無くなってしまいくすんだ色になってしまいます。
塗装の仕上げが悪いケース
塗装の仕上げのクリアな塗料の塗りが不十分な場合、塗装部分が1年から2年でくすんだ状態となってしまいます。

中古車購入時には、塗装履歴の有無を行い、塗装履歴がある場合は、該当箇所の確認と仕上げの状態を十分確認しておくと安心です。

外装、内装にキズや汚れは無いか?

外装であれば、ボディや窓ガラスのキズやヘコミ。塗装状態、タイヤの減り具合などに問題はないかを確認する必要があります。内装であれば、インパネ、ハンドル、フロアシート、ラゲッジルームなどに傷やシミ、汚れなどがないか?について確認する必要があります。また特に前オーナーが犬を飼っており、車に乗せる頻度が高かった場合については、ペットの臭いなどが内部にある可能性があるので、気になる方はあわせて確認を行った方がよいポイントです。

保安装置類に問題は無いか?

保安装置とは、ライト、ランプ、ホーンなどの部位になります。ライトやランプであれば、正常に点灯、点滅がするか?やホーンの音はちゃんと正常になるか?についてあわせて確認する必要があります。特にこれらのパーツは、電気系統に接続される部位である事から、過度な電圧がかかった際にヒューズが飛んでしまい、ホーンがよく鳴らなくなってしまうといいった事象も発生する部分である事から、少し過負荷気味にホーンを鳴らした時に、ホーンが鳴らなくなってしまう事が無いか?などもあわせてチェックしておいた方が安心です。

装備に問題は無いか?

装置類とは、エアコン、カーナビ、オーディオ、リモコンキーなどの部位です。各装置を正常に動作するのか?という点とあわせて、事前に試乗など行えるようであれば、長時間使用した時にも問題無く動作するのか?という点について確認しておいた方が安心です。

エンジンに異音などは無いか?

エンジンは車の心臓部です。エンジンを動作させた際に、異音、振動、がたつき、かかり具合などに問題が無いか?を事前に十分チェックする必要があります。特に冬場の外気が冷える時期などにおいて、エンジンが問題無く動作するのか?だとか、アクセルを吹かした際にエンジンの回転数が正常に上がるのか?などについて事前にチェックできると安心です。インターネット上から注文を行い、事前にエンジンのチェックが間近で行えない場合は、販売店によく確認するのとあわせて、エンジンをかけた際の状態を動画などで送ってもらうと、安心できます。

付属部品に問題は無いか?

付属品となるスペアキーの有無や、整備記録簿などが存在するか?についても事前に確認しておく必要があります。

試乗時に問題は無いか?

中古車は購入前に実際に試乗できると安心です。試乗時のチェックポイントとしては、以下の点になります。

  • 変速時にショックが発生しないか?
  • アクセルを踏んだ際の加速状態に問題は無いか?
  • ブレーキを踏んだ時にちゃんと効くのか?異音はしないか?
  • パワーステアリングの効きに問題は無いか?
  • 各種メーター類の作動には問題がないか?

前オーナーの使用用途は何だったのか?

前オーナーが中古車をレジャーに使っていたのか?通勤に使っていたのか?までは不明かもしれませんが、自家用車だったのか?営業用の車両だったのか?レンタカーとして利用されていた車両だったのか?などは大きな分類での使用用途は事前に確認する事ができますので、念のためにも確認を行っておいた方がおすすめです。

以上が中古車を購入する上での主なチェックポイントになります。更に中古車を少しでも安く購入したいと思う方は、中古車を安く購入する上でのチェックポイントもあわせてご確認ください。

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